営業の記録 その2
問い合わせの電話の時からとってもさわやかで優しく丁寧な対応をしていただきました。
この日(正確には11日)の午前3時ごろ。
宵っ張りな私はPCでイラストを描いていました。
あと1時間半したら早朝散歩に出かける時間だなーと考えていたら
急に小腹が空いてきたので、軽くなんか食べることに。
買い置きしていた大好きなローソンの「チョコクリームデニッシュ」。
チョコレートと相性抜群の愛飲のスタバの豆(CAFE VERONA)を挽いて、
コーヒーと共に味わいながら至福の時間を過ごしていました。
その時の小腹にはパンの量が少し多かったので1/4ほど残して
袋に仕舞い、コーヒーをもう一杯飲もうとそのままキッチンに行きました。
コーヒーを注いで戻ってみると
ペロがパンの袋をもてあそんでいます。
ダメだよー!と袋を取り上げた時
「?」
あれ?パンって全部食べたっけ?
次の瞬間、背筋が凍りつきました。
「お、お前さん、もしかしてチョコパン食べたの・・・?」
薄茶色のちゅるちゅる毛むくじゃらの奴は
満面の笑みと共にチョコレートの匂いを口元から漂わせつつ
「うん!」
満足げな顔で盗み食いを認めたのでありました。
チョコレートは犬にとって禁忌。
とはいえ、7キロ近くあるこ奴にとっては危険というほどの
量では無いようにも思えます。
ましてやコンビニパンのチョコレートは「準チョコ」。
カカオの量も高くないはず。
しかしこのまま放置して、万が一の事態になったら
悔やんでも悔やみきれない。
この先一生、重い十字架を背負っていくことになる。
今は午前3時。
かかりつけの病院は閉まっている。
救急動物病院は、高速道路を使って車で30分の場所にあるが
高速道路の運転に自信がない。
お盆の連休の初日で道路も渋滞しているだろう。
でも重い十字架が、、、。
いつまでもぐずぐずしていると、チョコレートがどんどん体内に
吸収されいってしまう!
意を決してペロを抱えて車に乗り込みました。
エンジンをかけると、燃料計に赤いランプが。
あーそうだった!ガソリン入れなきゃと思ってたんだった!
近くの24時間営業のガソリンスタンドは進行方向と逆方向。
道中に都合よくガソリンスタンドがあるのかわからないので、
逆方向のスタンドに寄ってから行くことにしました。
なんだか気ばかりあせって、給油ガンを持つ手が震えます。
給油を終えて、一路病院へ!
この時間、第三京浜は車の数もまばらでちょっとは気が楽に。
途中、分岐でどっちに行っていいか分からなくなって(重度の方向音痴)
分岐の三角地帯に停車してしまうという、とんでもない事態を乗り越えて
無事病院にたどりつくことができました。
吐き気を誘う薬を注射されて、胃の中のものを全て吐き出したペロ。
吐いたものからはチョコレートの匂いがしていました。
その後、薬品の影響で具合が悪くならないかどうか
しばらく病院にとどまって様子をみて、特に問題なしとなりました。
本人(本犬)はケロっとして、初めての場所に興味津々の様子です。
料金3万円也(!)を支払って、アドレナリンが出尽くした後の
虚脱感でボーっとなりながら帰宅したのでした。
やれやれ。
全てはパンをそこに置いて席を立ってしまった私の不注意のせい。
ペロには身体的にも精神的にも大きな負担をかけてしまった。
ごめんよペロ!ゆるしておくれ。
せっかく盗み食いに成功して美味しかったのにね。
食べちゃいけないものだったから、全部リバースさせられて
残念だったよね。
なにはともあれ、大事にいたらなくて幸いでした。
問い合わせの電話の時からとってもさわやかで優しく丁寧な対応をしていただきました。
朝から富士山が見えるとなんだかうれしくて、得した気持ちになっちゃうんですよね。
小学生でも普通にできるようなことが私にとっては大冒険になるのです。
色々と回り道もしたけれど、全てはここに来るための布石だったのかもしれません。
あと1時間半したら早朝散歩に出かける時間だなーと考えていたら
車で10分くらいの距離に広大な草っ原が広がる米軍跡地がありまして